45年後はどうなる?

英語を読むことに、よっこいしょ、と言わないといけないくらい、なんかめんどくさく感じつつも。偶然、ジャックダニエルさんの論文をみつける。

オリンピック級のランナーを現役・25年・45年と追跡した研究はこれがはじめて。

明らかになったことは

・45年後のHRmaxは推定式で求める値よりも有意に高い(15拍程度)

 178±10→176±13→168±16

・体重当たりVO2maxは78→57→42と低下。

だが、現役(1968年)の体重で計算すると25年後:65→45年後:47と低下は緩やか。

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・換気能や換気効率の低下は急で(特に45年後)、VO2maxの低下と相関する。

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・ランニングエコノミーは45年後に有意に悪化。

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残念ながら、個々のデータ、負荷試験時の走行速度、その後のベスト記録、トレーニング状況、体組成については詳しく書かれていない(調べられていない)。

 

ということで、驚くべき結果ではなかったのですが、

・若いころ極めた人は年齢推定値よりも最大心拍数が高いままである

・体重が増えるのはよくない

・換気能力(胸郭の可動性、呼吸筋の状態)の維持が重要

・経済性の低下もパフォーマンス低下の一因

という感じでしょうか。